VPNとは?
Virtual Private Networkの頭文字をとったもので、日本語では仮想専用線ともいいます。
VPNでなにができるのか?
- 本社と支店など複数拠点があった場合、VPNを組むことで本社にあるデータを支店からアクセスすることができる。
- パソコンに専用のソフトをインストールしたり設定することで、外出先からVPNで接続して社内のデータにアクセスすることができる。
- スマートフォンやタブレットに専用のソフトをインストールしたり設定することで、外出先からVPNで接続して社内のデータにアクセスすることができる。
モバイルVPNで外出先からアクセス
バックアップお預かりサービスの標準機能で、希望者にはモバイルVPNをご利用いただけます。
パソコンやスマートフォン、タブレットに専用のソフトウェアをインストール、設定することで外出先や自宅のパソコンから社内へアクセスしてNASのデータにアクセスすることができます。
例えば、こんな使い方があります。
- 営業さんがお客さんのところや外出先から自社内データを見る
- 営業さんが移動の空き時間に、カフェや喫茶店などで仕事する
- 社長が自宅から自社内データを見る
- 産休や育休からの復帰時に、自宅から仕事をしてもらい緩やかに復帰してもらう
- 台風や大雪など、交通インフラがマヒした場合に自宅から仕事する
- 感染症などで人との接触を避けなければならない時に自宅から仕事する
使い方次第で、働き方を変えたりワークライフバランスとして利用することも可能となります。
拠点間VPNでデータの一元化
本社と他の拠点があったときに、有効なVPNの構築方法です。バックアップお預かりサービス+オプションの「拠点用ファイアウォールの追加」を選択してもらうと実現可能です。
支店内のどのパソコンからも本社のNAS内に保存しているデータにアクセスができます。必要なデータは、NASにおいておくことで、データの一元化が実現します。もちろん、NASのデータは、当社でバックアップいますので、万が一の時もデータを戻すことができます。
また、WindowsのPro以上には、リモートデスクトップ接続という機能がついています。それらを設定すれば、支店から本社のパソコンを遠隔操作することも可能です。
モバイルVPNと拠点間VPNの差
モバイルVPNと拠点間VPNを使い分けるときのヒントです。
モバイルVPNは、インターネット環境さえあれば、おおむね場所を問いません。ただ、パソコン、スマートフォン、タブレットに専用ソフトウェア(無料)のインストールとその設定が必要となります。また、接続するたびに、そのソフトウェアを立ち上げてパスワードの入力と接続ボタンを押す必要があります。
拠点間VPNは、専用のファイアウォールが必要になりますので、光回線以上が必要となります。こちらはモバイルVPNと違って、パソコンに専用ソフトウェアをインストールする必要もなく、自動的に接続することができます。
パソコンが1台や2台などの小さな拠点の場合、拠点間VPNにしなくてもモバイルVPNで対応するという使い方もあります。